手術で体内にガーゼ置き忘れ、44年後に発覚。名大病院が謝罪し損害賠償

名古屋大学医学部付属病院（名古屋市昭和区）は２０日、１９７０年に同病院で
不妊症の手術をした愛知県内の８０歳代の女性の体内に、ガーゼとみられる布を
置き忘れるミスがあったと発表した。

４４年後の２０１４年に行った骨盤内腫瘍の手術をした際、気づいたといい、
同病院は「女性が長年、腹痛や便秘などを訴えて腫瘍になり、１４年の手術で
人工肛門を付けることになったことと無関係ではない」として女性に謝罪し、
損害賠償を行った。

病院によると、女性は１４年４月、診断を受けた同病院で骨盤内腫瘍が見つかり、
手術で切除。病院側が切除した部分を病理検査したところ、ガーゼとみられる
布のような異物が含まれていたという。

女性が１４年以前に受けた手術は不妊症の手術だけで、病院はこの時に体内に
置き忘れた可能性が高いと結論づけた。病院では「大きな不安と苦痛をおかけし、
深くおわびする」とコメントしている。

臓器に癒着してガンになるからな